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三井記念美術館 渡辺始興の「鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)」
前回、三井記念美術館で茶器を見てきたときの事を書きましたが、
実は併設されていた鳥類真写図巻の方も、大変面白かったです。


《鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)》渡辺始興 筆

>動画でご紹介する渡辺始興の「鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)」は、
>17メートルに63種類の鳥類を描いた作品。
>羽の重なり方や細かな模様までビッチリと描き込まれた傑作で、
>東京国立博物館には円山応挙が本図を模写した作品も所蔵されています。
                                        インターネットミュージアムより引用

さて、この渡辺始興(1683-1755)が写生したこの図録を、
かの円山応挙(1733-1795)が模写したと書いてありますが、良かったのが展示方法です。

三井記念美術館では、独自に展示パネルを作成し、応挙と始興を見比べることができました。


私の印象としては、
これがまた、応挙がすごい。
模写したはずの、応挙の方がうまい。


渡辺始興は、いわゆる解剖の記録のように鳥を細部まで描いているのに対し、
円山応挙は、生きている鳥の生命力ともども図に描いた気がしてきます。

鳥の爪も、円山応挙がかいたものは、
鋭さだけではなく、大地を踏みしめる力強さまでも描かれているのです。

正直、伝わってくる印象がここまで違うことに、大変驚きました。


《鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)》渡辺始興 筆
《鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)》渡辺始興 筆
http://choro.cside.com/diary/20050223.html

《鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)》円山応挙 筆
《鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん)》円山応挙 筆
http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0078298

円山応挙の鳥類真写図巻は国立博物館のページで見れるのですが、
肝心の渡辺始興の鳥類真写図巻の写真が、いいのが見つかりません。
一応ブログでも比較してみましたが、これではわかりにくいですね・・・残念。

円山応挙に興味をもった方は、国立博物館のページの他の模写も見てみてください。
http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0078298

円山応挙の鳥の目には、生命力があると思いませんか。
円山応挙の鳥は、まさに空気を吸い込んで、こちらを威嚇してくるように思えませんか。
足の先、羽の先まで、力が込められているのが、わかりますでしょうか。

本当に貴重な体験をさせて頂きました、三井記念美術館のキュレーターの方に心から感謝します。
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