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【ワークショップ】演技と読解のワークショップ #02~#03
トリガーラインのお手伝いに行ってきた為、ブログの更新が途切れておりました。
ワークショップ#02と#03を行いました。

#02
11/21(日):参加者4名
11/22(月):参加者4名

#03
11/28(日):参加者5名
11/29(月):参加者4名

初回は台本解釈中心に話を進めてしまったので、
#2では、シチュエーションが言葉を引き出す場合が存在し、
シチュエーションが変われば、出てくる音が変わるという話をし、それを体験してもらいました。


#3では、言葉に敏感になってもらう為に、
『少々お待ち頂けますか。』というフレーズを言い換えてもらいました。

1)少々お待ち頂けますか。
2)ちょっと待ってて。
3)しばらくお待ち下さい。

稽古場では、他にどんなパターンがあるのかを聞きまして、計20通りほど出てきました。
そしてそれらが、どう違うのかを全員で話し合いました。

どういったシチュエーションで、このフレーズ(20通り)を使いますか?

こっちの方が、丁寧に話しているよね。
こっちの方が、親近感があるよね。身近な存在だよね。
こっちの方が、文語的だよね。


『少々お待ち頂けますか。』の一部を別な言葉に置き換えるだけで、別なシーンが想像できます。
そして役者ならば、それをすべて、言い換えられなければいけない。

そこで、一人ずつ20通りのフレーズを言い、
残りの人たちで、そのシーンがイメージできたかを判定するといった作業を行いました。


これは、台本解釈をする上で、なぜ作者がこのフレーズを選んだのかを考えてもらい、
台本に書かれた言葉を、なぜ忠実に言う必要があるのかを理解してもらった上で、
台本に書かれた言葉にもっと敏感になってもらい、個々の台本解釈の精度を向上させることが目的でした。

また、聞いている側が20通りの台詞を聞いているうちに、台詞を聞く精度もあがり、
台詞を言う側も、自分の癖を把握し、その上で自身の新しい音を探ったりと、興味深い練習となりました。

何よりも、私(演出家)が正しいか、間違ってるかを判別するのではなく、
参加者の皆さんの中にも『あり』か『なし』かの基準が存在するとわかって頂けたことが、
今回の練習の、一番大きなポイントであったように感じます。



台本解釈は、あなた自身ではなく、役としてその場に存在するために、絶対に必要なことです。
しかし、台本解釈はすればするほど思考は凝り固まり、同時に体も硬くなります。

役者は、板の上で自由でなければなりません。
だからこそ、役を演じるとき、台本解釈したことをあえて捨てなければなりません。

台本解釈とは、役作りのゴールに向かう為の物ではなく、役作りのスタートの為に行う物です。

 ①登場人物の心理から台詞を考える ←台本解釈
 ②空間が引き出す言葉を考える   ←台本解釈
 ③肉体が発しようとする音を考える


今は、演技の基礎の話をしてますが、基礎とは、決して簡単な物じゃないんですよ。
家の基礎がしっかりしているからこそ、上に家が建つのです。


それでは来週も、よろしくお願いします。
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