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【ワークショップ】演技と読解のワークショップ #04
ワークショップ#04を行いました。

#04
12/5(日):参加者1名
12/6(月):参加者5名

5日は、参加者の大半の方が都合でお休みし、
大学時代からの付き合いの佐藤と私の二人であった為、
二人で体を動かし、20時過ぎに切り上げて退館しました。

実は私は、本年8月から『北龍拳』(赤心少林拳)という中国拳法を習っており、
佐藤につきあってもらい、套路(いわゆる型)や綾手取りなどの投げ技の練習をしました。

現段階では、中国拳法が演技に直接結びつくとは断言できませんが、
以前に比べ、重心が安定してきた事と、
気功法により、熱量のコントロールが容易になってきている事と、
集中力が高まっているのを実感しています。

『熱量』とは何なのかは、機会があれば説明したいと思いますが、今は割愛します。



6日は、練習台本を使った立ち稽古をしました。

今回意識したことは、
1)台本解釈を踏まえた上で、板の上で自由になること。
2)先に動線を決めてしまわず、毎回動線を変化させる中で、自分の中の音を探る事。
3)自分の台詞が生まれるきっかけは何なのかを把握して、相手に、自分の台詞を引き出してもらうこと。
 または自分が、相手の台詞を引き出してあげること。

この3点を意識しながら、演出を付けました。

何人も入れ替わり立ち替わり演出を付けた為、
私自身が若干てんぱっていたところもありましたが、
最後には、作品本来の空気感が生まれているという、
手応えを感じられるところまで行けて良かったと思っています。


私自身が振り返って感じたことは、
以前なら、「わかるかな?」と、感覚を感覚のままに役者に伝え、時に稽古が止まってしまっていたところを、
今は「どう言ったら、伝わるかな。」と、絶対に稽古は止めないと、私自身があきらめなくなったのが、
昔の自分との、大きな違いであると感じました。

もちろん、もっとわかりやすく伝えていくことが、私にとっての課題ですが、
私があきらめなかった事により、私の意図を理解している方が、
別な言葉で私の意図を補足して頂けたのが大変ありがたく、
皆さんに支えながらも、私が持って行きたい方向にちゃんと向かっていけたことが、何よりもうれしかったです。

来週は、よりうまく伝えられるよう頑張ります。

参加者の皆様、来週もよろしくお願い致します。


========================
補足:『仮面ライダースーパー1』が繰り出した「赤心少林拳」ですが、
    赤心少林拳の呼称に関する権利は、(株)東映が持っており、
    『北龍拳』は故・龍明宏老師の愛弟子が継承しておりますが、「赤心少林拳」を名乗ってはおりません。
    大人の事情をご理解下さい。

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テレビドラマ『すいか』シナリオBOOK 脚本:木皿泉


11月から『演技と読解のワークショップ』をしてますが、
そのワークショップでテキストとして用いているのが、テレビドラマ『すいか』のシナリオブックです。

ちなみに私が大学生の時、
CSのMON-DO21というチャンネルで、イッセー尾形さんと永作博美さんが出演している、
『くらげが眠るまで』というドラマを見たのが、『木皿泉』さんを知ったきっかけです。

どんな作品なのかは、見て頂くのが一番だと思いますが、
その作風に大変驚き、誰が書いてるんだと調べて、木皿さんの名前にたどり着きました。

実は木皿さんは、『やっぱり猫が好き』の脚本も担当しています。

『やっぱり猫が好き』は、どうしても三谷幸喜さんの脚本という印象が強いですが、
実は、何人かの放送作家で書かれているのです。

木皿さんは他にも、

 ・野ブタ。をプロデュース(2005年、亀梨和也・山下智久・堀北真希主演、日本テレビ)
 ・セクシーボイスアンドロボ(2007年、松山ケンイチ・大後寿々花主演、日本テレビ)

などの脚本も手がけています。また、

 ・Q10(2010年、佐藤健・前田敦子主演、日本テレビ)

は、今週いよいよ最終回ですね。


ちなみにこの『すいか』、
視聴率が恐ろしく悪かったにもかかわらず、第22回 向田邦子賞を受賞しています。
木皿ファンの私としては、向田邦子賞を取ったとき、「どうだっ!!!」と一人鼻高々だったのを覚えています。


今行っている『演技と読解のワークショップ』ですが、
参加者の方々は、映像志望や声優志望の人が多く、実は演劇志望の人は少ないのです。

私は、演劇志望の人こそ、台本に回帰して、言葉を紡ぐことから始めるべきだと思ってますが、
演劇志望の人は、感情を爆発させて大きなアクションをする事で得られる快楽を、捨てられないんでしょうね。

そんなわけで、是非参加者の皆様には木皿さんのシナリオに触れて欲しいという思いから、購入を『決断』した次第です。

なぜ『決断』だったのかは、定価1500円の本が、
今はプレミアが付いて、いくらで取引されているかを見て頂ければ、ご納得して頂けると思います。

本はすでに絶版扱いですので、購入の際は、アマゾンで中古品を購入して下さい。

興味がある方は、『こちら』からどうぞ。

ちなみに私も、アマゾンで中古品を購入しました・・・よ。
私が買ったときは5件ほどあったので、他の人も購入しているって事ですね・・・。

=_=)復刻して下さいよ・・・。日テレさん。
【ワークショップ】演技と読解のワークショップ #02~#03
トリガーラインのお手伝いに行ってきた為、ブログの更新が途切れておりました。
ワークショップ#02と#03を行いました。

#02
11/21(日):参加者4名
11/22(月):参加者4名

#03
11/28(日):参加者5名
11/29(月):参加者4名

初回は台本解釈中心に話を進めてしまったので、
#2では、シチュエーションが言葉を引き出す場合が存在し、
シチュエーションが変われば、出てくる音が変わるという話をし、それを体験してもらいました。


#3では、言葉に敏感になってもらう為に、
『少々お待ち頂けますか。』というフレーズを言い換えてもらいました。

1)少々お待ち頂けますか。
2)ちょっと待ってて。
3)しばらくお待ち下さい。

稽古場では、他にどんなパターンがあるのかを聞きまして、計20通りほど出てきました。
そしてそれらが、どう違うのかを全員で話し合いました。

どういったシチュエーションで、このフレーズ(20通り)を使いますか?

こっちの方が、丁寧に話しているよね。
こっちの方が、親近感があるよね。身近な存在だよね。
こっちの方が、文語的だよね。


『少々お待ち頂けますか。』の一部を別な言葉に置き換えるだけで、別なシーンが想像できます。
そして役者ならば、それをすべて、言い換えられなければいけない。

そこで、一人ずつ20通りのフレーズを言い、
残りの人たちで、そのシーンがイメージできたかを判定するといった作業を行いました。


これは、台本解釈をする上で、なぜ作者がこのフレーズを選んだのかを考えてもらい、
台本に書かれた言葉を、なぜ忠実に言う必要があるのかを理解してもらった上で、
台本に書かれた言葉にもっと敏感になってもらい、個々の台本解釈の精度を向上させることが目的でした。

また、聞いている側が20通りの台詞を聞いているうちに、台詞を聞く精度もあがり、
台詞を言う側も、自分の癖を把握し、その上で自身の新しい音を探ったりと、興味深い練習となりました。

何よりも、私(演出家)が正しいか、間違ってるかを判別するのではなく、
参加者の皆さんの中にも『あり』か『なし』かの基準が存在するとわかって頂けたことが、
今回の練習の、一番大きなポイントであったように感じます。



台本解釈は、あなた自身ではなく、役としてその場に存在するために、絶対に必要なことです。
しかし、台本解釈はすればするほど思考は凝り固まり、同時に体も硬くなります。

役者は、板の上で自由でなければなりません。
だからこそ、役を演じるとき、台本解釈したことをあえて捨てなければなりません。

台本解釈とは、役作りのゴールに向かう為の物ではなく、役作りのスタートの為に行う物です。

 ①登場人物の心理から台詞を考える ←台本解釈
 ②空間が引き出す言葉を考える   ←台本解釈
 ③肉体が発しようとする音を考える


今は、演技の基礎の話をしてますが、基礎とは、決して簡単な物じゃないんですよ。
家の基礎がしっかりしているからこそ、上に家が建つのです。


それでは来週も、よろしくお願いします。
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